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スパインの形成および形態変化の機構

研究課題

研究課題/領域番号 08780737
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経化学・神経薬理学
研究機関群馬大学

研究代表者

林 謙介  群馬大学, 医学部, 助手 (50218567)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードドレブリン / スパイン / GFP / 遺伝子導入 / ミオシン
研究概要

1。ドレブリンのcDNA全長、およびN末側半分、C末側半分をそれぞれ発光クラゲの蛍光蛋白(GFP)のcDNAとインフレームでつないだ。CHO細胞にトランスフェクトしたところ、全長、およびN末部分をつないだものは細胞のストレスファイバーに結合し、ストレスファイバーの変形、および、細胞の変形が見られた。この結果はドレブリンのアクチン結合部位がそのN末側半分にあるという報告と合致している。
中枢神経の初代培養細胞に外来遺伝子を発現させる方法を確立するために、いろいろな遺伝子導入報を試み、比較した。リン酸カルシウム法では遺伝子導入された神経細胞の形態に異常が見られた。リポフェクトアミン法は毒性が高く、神経細胞は死んだ。Tfx20は導入効率は抜群であったが、アストロ細胞にのみ導入が見られた。トランスフェクタムでは導入効率は悪いが、神経細胞は外来遺伝子を発現しつつ調子よく成長した。
GFPをトランスフェクタムで神経細胞で発現させ、3週間培養すると、細胞が生きたままの状態で神経突起の形態を観察することができ、スパインも確認できた。この方法でGFPをつないだドレブリンを神経細胞に発現する実験は進行中である。
2。ドレブリンに対する抗体を用いた免疫沈降によりスパイン中のアクチン繊維を分離し、それを免疫源としてモノクローン抗体を作成した。神経特異的ミオシンに対する抗体が得られ、この分子がドレブリンと複合体を成していることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 佐々木 洋: "Inhibition by drebrin of the actin-bundling activity of brain fascin,a protein localiqed in filopodia of growth cones" Journal of Neurochemistry. 66. 980-988 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 林 謙介: "Modulatory role of drebrin on the cytoskeleton with in deudritic spines in the rat cerebral cortex" Journal of Neuroscience. 16. 7161-7170 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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