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神経特異的蛋白失HPC-1の機能調節に関する解析

研究課題

研究課題/領域番号 08780747
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経化学・神経薬理学
研究機関杏林大学

研究代表者

藤原 智徳  杏林大学, 医学部, 助手 (90255399)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード開口放出 / HPC-1 / syntaxin / 蛋白質リン酸化
研究概要

神経細胞間での情報の受け渡しは、開口放出に伴う神経伝達物質の放出により行われていることが知られている。この過程に影響を与える要因の一つとして、Aキナーゼ等を初めとした蛋白質リン酸化酵素の活性化が知られている。これらの酵素は、近年多数同定されてきた開口放出関連蛋白質に対して直接的あるいは間接的に働きかけ、伝達物質の放出過程を調節すると推測される。本研究は開口放出関連蛋白質の中で、形質膜に結合するHPC-1/syntaxin1A蛋白質のリン酸化について検討することを目的として行った。
そこで、神経組織においてHPC-1蛋白質のリン酸化が認められるか調べた。そのためHPC-1の他のFamilyとクロスしない特異的な抗体を作成した。これを用いてaffinity colomunを作成し、ラットの脳からHPC-1の精製をおこなった。ここで得られたHPC-1分画を用いて、リン酸化アミノ酸を特異的に認識するモノクローナル抗体によりそのリン酸化の有無を検討した。その結果、HPC-1のSer残基がリン酸化を受けていることが明らかになった(Kushima et al.'97 J.Mol.Neurosci.)。また、PC12h細胞においても、Ser残基のリン酸化が認められた。この蛋白質はカゼインキナーゼ「にリン酸化されるとの報告がある。現在、その他のリン酸化酵素の基質になりうるか調べるために、そのリン酸化部位の同定を試み、そのリン酸化酵素について検討している。また、HPC-1のリン酸化に伴い、SNAP-25、VAMP、synaptotagmine等の結合蛋白質に対する親和性に変化が認められるか検討を行ったが、現在のところ顕著な変化は見いだせていない。今後、培養細胞を用いた免疫沈降によりこの点について明確にしていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] K.Yamaguchi et al.: "Enhancement of neurite-sprouting by Suppression of HPC-1/syntaxin 1A activity in cultur ,verteb ate neurve cells" Brain Reserch. 740. 185-192 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Kashima et al.: "Characterization of HPC-1Antigen,an Isofour of Syntaxin l,with Isobornspec Moroclnulatiboby" Journal of Molecular Neuroscience. 8. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] T.Fujimura et al.: "Interaction of HPC-1/Syntaxin 1A with the aytrohelital protein,tubilin," Biochemical and Biophysiological Research Commuoniction. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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