• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

新規LIM/homeodomain蛋白質の遺伝子構造とその機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 08780754
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経化学・神経薬理学
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

北中 純一  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (10278830)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードLIM / homeodomain蛋白質 / L3遺伝子 / L3蛋白質 / 転写調節因子 / 前脳分節構造
研究概要

耐性14日齢マウス脳cDNAより得た新規な塩基配列をもつLIM/homeodomain蛋白質ファミリーのcomplementary DNA(cDNA)クローン(以下、その推定蛋白質をL3と呼ぶ)のhomeodomainおよびLIM motif以外の領域における一次構造は、塩基配列解析の結果,他のメンバーとは全く異なっていた。また、そのmessenger RNA(mRNA)は、神経系では極めて限局した領域に発現しており、かつ、既知のLIM/homeodomain蛋白質のmRNAの分布と相補的発現を示すことが判明した。それらLIM/homeodomain蛋白質ファミリーのmRNAの発現境界は、近年提唱されている脳(本研究においては特に前脳)の分節構造と一致するため、L3を含むLIM/homeodomain蛋白質ファミリーは前脳の分節構造の分化と維持に関与している可能性が高い。
また,L3cDNAの情報をもとに,129Svマウス肝臓由来IFIXIIゲノムライブラリー(Stratagene社)より得た7つの陽性クローンの塩基配列解析(約35kbの領域)がほぼ終了した。現在エクソン1より上流の5'-flanking regionの塩基配列解析を残しているが,その領域(約11kb)に関してもすでにサブクローニングが終了しているので,それらの塩基配列を決定して遺伝子構造を明らかにする。また同時にヒト遺伝子ライブラリーのスクリーニングも進行中である。
さらに,L3の役割を明らかにする目的でL3遺伝子欠損マウスを作製するため,現在ターゲティングベクターを作製している。L3の場合,コード領域だけで8つのイントロンによって30kbの領域に分割されているため,その全てをネオマイシン耐性遺伝子に置き換えることは困難であることが予想される。この点をふまえ,ターゲティングベクターの構築を検討中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Matsumoto et al.: "L3,a novel murine LIM-homeodomain transcription factor expressed in the ventral telencephalon and the mesenchyme surrounding the oral cavity" Neuroscience Letters. 204. 113-116 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] K.Matsumoto et al.: "Differential expression of LIM-homeodomain genes in the embryonic murine brain" Neuroscience Letters. 211. 147-150 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi