• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

小脳プルキンエ細胞のCa2+動態と長期抑圧との関連

研究課題

研究課題/領域番号 08780764
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経科学一般
研究機関東京大学

研究代表者

井上 貴文  東京大学, 医科学研究所, 助手 (10262081)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード小脳プルキンエ細胞 / 長期抑圧 / LTD / シナプス
研究概要

運動記憶の細胞レベルでの表現型であると考えられている、小脳プルキンエ細胞の平行線維入力に対する長期抑圧(LTD)における細胞内Ca2+放出機構の果たす役割を解明しつつ、プルキンエ細胞内での細胞内Ca2+動員機構の生理的意義を検討した。プルキンエ細胞内に非常に高濃度に存在する細胞内Ca2+放出機構であるIP3受容体および、Ca2+誘導性Ca2+放出チャンネルであるリアノジン受容体がLTD形成に必須であることを、初代培養を用いたLTD実験系を確立し、明らかにした(J.Neurophysiol.1995)。また、タイプ1IP3受容体ノックアウトマウスを作成することに成功し、同受容体が欠失していてもプルキンエ細胞の基本的な膜興奮特性には影響がないことを明らかにした(Nature,1996)。報告者は同変異体マウスにおいて顕著な小脳性失調が認められるにも関わらず、プルキンエ細胞そのものの顕著な形態学的及び膜興奮特性の明らかな変化が認められないことから、IP3受容体と長期抑圧現象そのものとの関連の解析を行い。IP3受容体は長期抑圧現象に必須であるとの結果を得た(投稿準備中)。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Akira Muto: "Calcium waves along the cleavage furrows in cleavage-stage xenopus Embryos and its inhibition by heparin." The Journal of Cell Biology. 135. 181-190 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi