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実験動物潜伏ウイルス感染症への分子病理学的(in situ PCR)診断法の応用

研究課題

研究課題/領域番号 08780801
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関長崎大学

研究代表者

大沢 一貴  長崎大学, 医学部, 助手 (90244756)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード遺伝子診断 / マウスコロナウイルス / ラットコロナウイルス / NHV-Ku株 / シークエンス
研究概要

感染細胞および感染個体材料を用いたマウスおよびラットのコロナウイルス感染症の遺伝子診断法を開発した。この過程で抽出されたMHV-Ku株のRNAを部分的にシークエンスした結果、これまでに報告されていない新株であることが明らかになった。
MHV-JHM,-N,-2をCMT-93細胞で、SDAV-681,Perker's RCVをRCN-9細胞で増殖させ、vitroでの感染細胞材料とした。さらに臨床材料として、ラットではSDAV感染症を強く疑う4個体(Wky1例:36w,SHR 1:36w,Wistar 2:7w)の唾液腺およびハーダー腺を、マウスでは血清学的に抗MHV抗体価が高いとされるコロニー由来7個体(C57BL/6 雌5:7w,雄2:13w)の腸管、糞便および脳をそれぞれ用いた。これら材料から総RNAを抽出し、RT-nested PCR産物のダイレクトシークエンスを行い、ウイルス感染症の診断およびウイルス株の特定を試みた。
MHV-JHM,-N,-2,SDAV-681,PRCVの5種および臨床材料に共通しておよそ175bpのバンドが検出された。検出率はラットの唾液腺、ハーダー腺ともに4/4,マウスでは腸管および糞便で4/7(陽性個体一致)、脳では0/7だった。
既知10種のげっ歯類コロナウイルスのなかで、NHV-Ku株と完全一致するシークエンスを持つウイルスは存在しなかった。ホモロジーの高い順にDVIM(92%)>Y,S,A59,3(89%)>1,JHM>SDAVとなった。アミノ酸レベルでは、MHV-Ku株はDVIM(1/58)やY(2/58)とはほとんど差異がなかったが、JHM(10/58)やSDAV(14/58)とは比較的多くの不一致が認められる結果となった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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