研究課題/領域番号 |
08780829
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
賀 菊方 徳島大学, 工学部, 助手 (90274258)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 血流速度 / 超音波ドップラ / 心電図 / 運動 / 潜水徐脈 / 頸動脈 / 上腕動脈 |
研究概要 |
われわれは1988年から運動中における人体頚動脈血流速度および心電図の同時テレメトリーシステムの開発を営んできた。広い指向性のトランスジュサ-と弱いドプラ信号検出用の低雑音回路を使うことによって水陸両用の頚動脈血流速度および心電図の同時テレメトリーシステムを1992年に始めて成功した。このシステムを用いて、Treadmillのテスト中、野外運動中の被検者の血流速度と心電図を同時測定し、運転中の循環系の生理機能の変化を少しずつ解明されてきた。 今回われわれは上記のシステムで潜水時の頚動脈の血流と心電図を測定した。止息潜水によって徐脈の発生は血流とを結び付けた。末梢血管の収縮によって、全身血流の再分布することが判明した(参考文献3)。しかし、運動中の全身血流の再分布について、詳しく調べるには多チャンネルの血流テレメトリーシステムが必要になった。特に運動中で、脳へ流れる血流と体のその他の器官けの流れる血流の変化を観察する多チャンネルの血流速度テレメトリーシステムが大切である。われわれは1チャンネルの心電図と2チャンネルの血流速度(頚動脈と上腕動脈)の同時テレメトリーシステムの開発を成功した(参考文献1)。 多チャンネルの血流速度テレメトリーシステムはこれからの運動生理学の研究に大きく寄与するものと期待している。
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