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老化による脳機能変化と神経認識分子の役割

研究課題

研究課題/領域番号 08838028
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分時限
研究分野 老化(加齢)
研究機関(財)東京都老人総合研究所

研究代表者

渡辺 和忠  (財)東京都老人総合研究所, 実験生物学部門, 室長 (70114717)

研究分担者 細矢 博子  (財)東京都老人総合研究所, 実験生物学部門, 助手 (00158841)
小林 悟  (財)東京都老人総合研究所, 実験生物学部門, 研究員 (20100117)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード細胞接着分子 / 免疫グロブリン・スーパーファミリー / コンタクチン(F3) / アンチセンス・オリゴ / NB-2 / NB-3
研究概要

脳にある様々な細胞接着分子のうち、免疫グロブリン(Ig)・スーパーファミリーに属する分子は互いに細胞表面の分子を認識し、情報を細胞内部へと伝達している役割を担っているものが多くある。本研究では、Ig-スーパーファミリーのうちF3(コンタクチン)/Tag-1サブ・ファミリーに属する分子の老化の過程での役割を明らかにすることを目的として実験を行なた。この目的のため、先ずF3についてin vivoでのアンチセンスオリゴの注入実験を行った。これまでの私達の培養細胞を用いた実験では、DNA導入試薬としてTfx-50(プロメガ)を用いるとF3に対するアンチセンスオリゴが効率よく取り込まれ、F3の発現を抑制することを確認している。そこで、Tfx-50とアンチセンスオリゴの量比を変え、オスモティク・ポンプにより成体ラットの海馬および側脳室に注入した。3日間連続注入の後、組織切片を作製しF3抗体で染色を試みた。しかしながら、海馬および側脳室ともに、コントロールとしてPBSを注入した切片との明らかな差異を検出することが出来なかった。このため、生体と培養細胞ではアンチセンスによる抑制効率や細胞への取り込みの条件が異なり、必ずしも同一の条件ではF3の発現が抑制出来ないものと考えられ、現在、導入試薬の種類、アンチセンスとの比率、および注入量など、更に検討を加えている。また、これとは別に新規のF3/Tag-1サブ・ファミリーの単離を試み、NB-2、NB-3のcDNAの単離に成功した。現在、これらの分子の老化との関連についても、in situ hybridization法でその発現を検討している。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Ogawa,J.: "Novel neural adhesionmolecules in the Contactin/F3 subgroay of the immunoglobulin supenfamily : Isolation and Characterization of cDNA fom rat brain" Nenroscience Letters. 218. 173-176 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Nagata,S.: "cDNA cloning and expression of the Xenopus homologue of the neural adhesion molecule,Contactin (F3/F11)" Zoological Science. 13. 813-820 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺和忠: "GPI-アンカーを介する情報伝達" 実験医学. 14巻14号. 36-41 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺和忠: "神経特異的免疫グロブリンスーパーファミリー分子:突起伸長促進活性をもつ細胞認識分子" 生化学. 68巻9号. 1549-1555 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 武内恒成: "アンチセンスオリゴ法・より高効率な細胞機能解析系とin vivo中枢神経系への応用" 実験医学. 14巻4号. 573-583 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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