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目撃者の記憶変容:偏光フィルタによる実験的「見まちがい」研究

研究課題

研究課題/領域番号 08871013
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 実験系心理学
研究機関信州大学

研究代表者

守 一雄  信州大学, 教育学部, 教授 (30157854)

研究期間 (年度) 1996 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード記憶変容 / 偏光フィルタ / ビデオプロジェクタ / 見まちがい / 話し合い / 共同見解 / 大学生 / 4人 / 3人
研究概要

平成10年度は、昨年度の研究を進展させ、「4人以上の目撃者の記憶変容を調べる」ことを中心に実験研究を実施した。
昨年度は、守ら(1996)同様の実験手続きを用い、偏光フィルタと偏光サングラスの組み合わせによって、同じスクリーンを見ている3人の目撃者のうち、2人は映像Aを残りの1人は映像Bを見るという事態を作り出し、映像提示後の話し合いによる目撃者の記憶の変容が調べられた。その結果、2人で目撃された映像に対する記憶のほうが優勢となることが確認された。
今年度は、4人ずつの組15組60人を用い「共同条件」だけについて行った。これは、前年度までの研究によって「統制条件」との比較は十分なされたと考えられるからである。今年度は、同じ「共同条件」における目撃者の人数の違いの比較を主目的とした。実験の結果、
(1) 被験者は話し合いによって再生成績を向上させた。4人の目撃者の視点のずれが存在し、お互いに記憶を補い合って、出来事全体像に近い記憶が形成されるのである。(先行研究の再確認)
(2) 4人の意見が食い違った場合にも、前年度までの実験と違って、少なくとも1人同じ意見の者がいるため、同調が起こりにくいことが確認された。(本年度の新たな研究成果)
(3) 本年度までの3年間の研究成果をまとめたものを平成11年7月27-30日に開催される第2回国際認知科学会において発表する。また、平成11年9月5-7日に開催される日本心理学会第63回大会においても発表する。また、平成11年3月に成果報告書を刊行する。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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