研究課題/領域番号 |
08871024
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
伊奈 正人 東京女子大学, 文理学部, 助教授 (40176384)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | サブカルチャー(subcalture) / 文化シーン(caltural scene) / 地域文化(regional calture) / 上京 / 地域文化 / ドラホトゥルギー / 若者文化 |
研究概要 |
まず視点として、「文化シーン」の概念を整理した。この概念は、このにおいて構想した「活動場」概念を継承発展させるものである。ギンタスらの「活動場」概念は、再生産活動に限定されるものであり、ブルデューの「場」(champ)概念に発展的に解消されるが、ストロー他の「シーン」の概念は、このブルデューのほかにド・セルト-やミ-グの説を消化し、サブカルチャーの流通・変容側面を含む「文化の論理」を解明しようとするものである。本研究は、ミニシアターという「場」に絞って構想されたものであるが、調査の発展とともに上映運動全般、それを推進するネットワークへと研究が広がり、そのなかで視点自体も進化した。岡山市の上映運動に関しては、ミニシアターの設立を焦点にして、大まかな系譜をすでにチャート形式、一覧表形式にまとめている。そこで明らかになったのは、ミニシアターの系譜に加えて、岡山市民劇場と労働組合と関連を持った上映運動、岡山大学の映画研究会を中心とした上映運動・雑誌出版、それとその他の中小の団体である。このうち中小をのぞく系列に関しては、成果を公刊した(現時点で学会報告1、紀要論文1。その他学会誌投稿予定論文1、同人誌投稿論文1。報告書公刊及び成果著作化の予定あり)。
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