研究概要 |
1,短期大学学生募集担当者を対象とした悉皆調査の実施 全国の私立短期大学を対象として,郵送法により学生募集に関わるマーケティング活動の実態調査を行った。調査の概要は以下の通りである。 調査題目:「私立短期大学のマーケティング活動に関する調査」,実施時期:平成9年4月〜5月,調査対象校:498校,有効回答票数:305票,有効回収率61.2%。 本調査から,次の5点に関する基礎資料が得られた。(1)受験者数,合格者入学率の現状並びに今後の予測,(2)学生募集における手段(メディア)の利用状況とその効果,(3)学生募集における短期大学側のアピール内容,(4)学校名変更,学科改編等による大学イメージの変化,(5)入学試験多様化の実態。 この結果から,学生移出型地域の実態並びに移入型地域との比較検討が可能となった。 2,短期大学へ進学希望する高校生を対象とした調査の実施 前述の調査は,教育サービスを提供する側の短期大学を対象にした調査であったのに対して,サービスを受益する側の高校生を対象にした調査を実施した。調査の概要は以下の通りである。 調査題目:「高校生の私立短期大学選択に関するマーケティング調査」,実施時期:平成9年10月〜11月,調査対象者:静岡県浜松市内5校の高校に通う私立短期大学進学希望者362名,調査方法:高校教員を介した留置法による自記式調査 本調査から,進学希望者の進学志向・進路決定要因に関する基礎資料が得られた。また同時に,学生募集の手段,アピール内容に関して,短期大学調査との比較が可能となった。
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