研究課題/領域番号 |
08871045
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
国語学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
今野 真二 高知大学, 人文学部, 助教授 (50186871)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 仮名遺書 / 連歌師 / 仮名遺近道 / 室町末期 / 仮名遣書 / 仮名文字遣 / 『假名文字遣』 / 『仮名遣近道』 |
研究概要 |
室町時代に文学的、ひろくは文化的に広範な活躍をした連歌師が編んだとされている仮名遣書群にあたり、各々の書誌的な記述をまず心がけた。3年間で効果的に調査を展開するためにマイクロフィルム化された資料もむしろ積極的に利用した。この調査に基いて、各仮名遣書間の系譜的関連及び成立時代の考究を試みた。四つ仮名に関する記述の有無、また掲出項目にどのような語が含まれているか(特に字音語が含まれているかどうか)によっていくつかの系統が予想される。一方、今回の調査ではいまだ明らかな室町期写の仮名遣書を見出しておらず、これは成立を考える手がかりになるといえよう。写本の多い『仮名遣近道』の解析が必要と考えるが、これは完全には終了せず、今後継続しておこなうつもりである。また、『類字仮名遣』のデータベース化はほぼ終了し、細かな調整を残すのみとなっている。
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