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新規のチラコイド膜輸送シグナルの解析

研究課題

研究課題/領域番号 08874114
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 植物生理
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

西村 幹夫  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (80093061)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードアスコルビン酸ペルオキシダーゼ / チラコイド膜結合型アイソザイム / ストロマ局在型アイソザイム / クロロプラスト / チラコイド局在シグナル / alternative splicing
研究概要

本研究はチラコイド膜結合型アスコルビン酸ペルオキシダーゼ(APX)のチラコイド膜輸送シグナルを同定しようとするものである.カボチャ子葉からチラコイド膜融合型APXとストロマ局在型APXのcDNAクローニングを行い、その塩基配列の決定下.その結果,両酵素はN末端側にクロロプラストへの輸送ペプチドをもつタンパク質として合成されること.その一次構造に関して,ストロマ局在型APXは、チラコイド膜結合型APXのC末端貫通領域を欠く以外、同酵素と全く一致していた.Southern blot解析及び両APXの遺伝子構造の解析から、ストロマ局在型APXとチラコイド膜結合型APXのmRNAは、同一遺伝子からalternative splicingにより生成することが明らかとなった。またこのalternative splicingは組織の違いおよび光照射によって調節をうけていることが明らかとなった.この環境変化によるalternative splicingの調節は未だ報告されていない新規の調節機構であり,植物の環境応答において,重要な役割を果たしていることが推測される.この知見は、チラコイド膜輸送シグナルがチラコイド膜結合型APXのC末端374-421アミノ酸の範囲に局在していることを示しているので,現在この部分とレポーター遺伝子とのキメラタンパク質を発現させた形質転換タバコを作成して,発現産物の細胞内局在性を検討している.この実験系を用いて,チラコイド膜結合型APXのc末端にある輸送シグナルの同定を目指している。

報告書

(2件)
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Mano,S.et al: "Stromal and thylakoid-bound ascorbate peroxidases are produced by alternative splicing in pumpkin" FEBS Letters. 413. 21-26 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Yamaguchi,K.: "cDNA cloning for thylakoid-bound ascorbate peroxidase in pumpkin and its characterization." Plant Cell Physiol.37. 405-409 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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