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末梢部皮膚血流量に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08874127
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 人類学(含生理人類学)
研究機関実践女子大学

研究代表者

山崎 和彦  実践女子大学, 生活科学部, 教授 (00145161)

研究分担者 飯塚 幸子  実践女子大学, 生活科学部, 教授 (40052617)
研究期間 (年度) 1996 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードレーザー・ドップラー方式 / 皮膚血流量 / 被服圧 / サポート性パンティストッキング / レーザー・ドップラー法 / 皮膚温 / 寒冷血管反応
研究概要

レーザー・ドップラー方式による皮膚血流量測定において、測定用プローブは皮下の1mm^3程度の狭い範囲を対象とする。ところがこれによる研究の多くは、部位による違いを考慮していない。そこで筆者らは細かく区分して測定し、四肢末梢部には血流量において高値を示す部位(H点)と低値を示す部位(L点)が存在することを見出した。さらに、寒冷血管反応と併せて観察した結果、各点は環境温に対し特異的な応答を示すことを示した。
被服衛生学あるいは生理人類学をはじめとする領域においては、被服圧の生体影響について皮膚血流量から捉えようとする試みが多い。そこで本年度はこれについて観察した。健康な成人女子8名を被験者とした。
測定対象部位は第2指腹側先端部及び母趾腹側先端部とし、前者はH点とL点について、また後者はL点のみについて観察した。被服圧はサポート性パンティストッキングにより与えた。すなわち非着用、1枚のみ、及び2枚の重ね履きの3種条件を設定した。被服圧レベルの平均は(単位:cm水柱)、手背中央部では0、10、15、上腕中央部では0、7、13、足背中央部では0、17、23、下腿中央部では0、18、24であった。これらの衣服圧条件が末梢部血流量に及ぼす影響には、増加、減少、不変の3種があり、特定の傾向は認められなかった。このことはH点及びL点についても同様であった。本実験では四肢に流入する動脈血流量は異なる被服圧間において差異はなく、たとえ末梢部皮膚血流量が変化するとしても、心理面をはじめとする個体差の影響が大きいと推察した。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 小林紀子・山崎和彦・飯塚幸子: "レーザー・ドップラー法による皮膚血流量の分布の測定" 実践女子大学生活科学部紀要. 第34号. 74-79 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 小林紀子・山崎和彦・飯塚幸子: "レーザー・ドップラー法による皮膚血流量の分布の測定" 実践女子大学生活科学部紀要. 第34号. 74-79 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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