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核異性体の光励起による放射化分析法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 08875018
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 応用物理学一般
研究機関広島大学

研究代表者

静間 清  広島大学, 理学部, 助教授 (10127657)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード光共鳴励起 / 核異性体 / アイソマ- / コバルト60 / 気送管 / 短寿命核種
研究概要

この研究では広島大学工学部の10kciコバルト60照射装置を使用して、ガンマ線照射により原子核の核異性体(アイソマ-)の励起を行っている。これまでに、半減期数時間の核異性体^<111m>Cd、^<113m、115m>In、^<87m>Srなどの研究を行ってきた。本研究においては気送管装置を制作することにより半減期数十秒の核異性体を光共鳴励起し、原子核研究および放射化分析に役立てることを目的とした。
気送管は近畿大学原子力研究所の速中性子装置で開発・使用されている小型装置をモデルとして本学において制作した。本学のコバルト60照射装置から可搬型Ge検出器位置まで20mを移送する装置を製作し、テスト実験を行ったところ、試料を約2秒で移送可能であることがわかった。しかしながら、テストでは使用したセレン試料が約2gと少量であったので^<77m>Se(半減期17秒)を検出するには至らなかった。別にGe検出器をコバルト照射室の近くに持ち込んで測定したところ、^<77m>Se、^<107m、109m>Ag(半減期40秒)を検出できることがわかった。この場合、照射終了から測定まで約1分かかった。今後、試料をコバルト線源の中心部に照射できるように改良すること、繰り返し照射を行うこと、シーケンサー制御を行うことにより、短寿命アイソマ-の検出が可能になる見通しが得られた。また、本装置は現在(平成9年)建設が進んでいる本学放射光科学研究センターの150MeV電子線から発生する制動放射を利用した光核反応の実験にも役立てる計画である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Hamanaka: "Radioactivity date analysis based on the least-squares method and the maximum likelihood method" Bull.of the Faculty of Eng., Hiroshima Univ.45・1. 1-6 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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