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粘土のせん断帯生成過程の可視化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08875092
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 地盤工学
研究機関大阪産業大学

研究代表者

佐野 郁雄  大阪産業大学, 工学部, 助教授 (20127088)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードせん断帯 / 粘土 / 可視化 / 分岐解析 / 断層 / エシュロン / 一軸圧縮試験 / 偏光顕微鏡 / デュープレックス / 固有値 / 破壊モード
研究概要

断層などに見られる粘土のせん断帯について,形状,幅,発生間隔,方向,大きさという特性に注目する.特に,構造地質学的研究成果と粘土のせん断帯の観察結果についての比較により,せん断帯の幾何学的な相似性は,スケールの違いによらずきわめて強いという印象を得ている.これを格子点解析法という解析により,定量化する試みを行った.このような変形パターンの類似性すなわち,フラクタル性は,材料特性よらず,ある一定のパターンがあることが高度な数学的検証により明らかにされてきた(分岐解析).
しかし,せん断帯に関する力学的・数学的解釈は研究途上にあり,理論的研究により出される結論や仮定の正しさを検証する定量的観察結果やこれらの背景を意識した実験的研究はほとんど行われていない.この研究は,地質学と地盤工学にまたがる「地文学的」研究であるとともに,力学的な破壊現象の研究に貢献するものであるが,いまだ未解明な点が多い前例が少ない萌芽的研究である.特に断層との幾何特性の類似性ならびに破壊力学を用いた解釈など今後とも検討すべきことは多くあると感ずる.

報告書

(2件)
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 平成8年度土木学会関西支部年次学術講演会: "粘土に生成されたせん断帯中の細線群の観察" III-21-1-III-21-2 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 第31回地盤工学研究発表会: "粘土のせん断帯に形成されるデュープレックス構造の微視的観察" 2の1. 815-816 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 第31回地盤工学研究発表会: "粘土に形成されたせん断帯の内部構造について" 2の1. 817-818 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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