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個人の選択行動に伴う意思決定プロセスの形成過程に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08875097
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 交通工学・国土計画
研究機関京都大学

研究代表者

北村 隆一  京都大学, 工学研究科, 教授 (60252467)

研究分担者 山本 俊行  京都大学, 工学研究科, 助手 (80273465)
藤井 聡  京都大学, 工学研究科, 助手 (80252469)
内田 敬  東北大学, 工学研究科, 助教授 (60203535)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード経路選択 / 学習過程 / 遺伝的アルゴリズム / 異質性
研究概要

はじめに,既存の研究において,個人の意思決定がどのようにモデル化されてきたのかを把握するために,既存の文献調査を行なった.その結果,従来の研究では,意思決定のモデル化において,学習過程のモデル化が十分でないこと,及び,学習過程を考慮する際にはシミュレーションによるアプローチが多く用いられていること等を確認した.そして,本研究では,自動車運転者の経路選択意思決定に関して,学習過程を考慮したシミュレーションモデルを構築することとした.
本研究では,文献調査の結果を踏まえ,複数の意思決定プロセスがどのように形成されていくのかを把握するために,仮想的な経路選択シミュレーションを実施することとした.ここでは,遺伝的アリゴリズムを用いて意思決定プロセスの形成を実現した.それによって,定量的に意思決定プロセス,および,その学習過程を把握することを目指した.一方,本研究では,経路選択行動における意思決定プロセスを対象としている.そこで,交通流シミュレーションモデルの構築を行なった.その上で,意思決定プロセスに関する複数の日にわたるDay to Dayシミュレーションを構築した.
本モデルにおける学習過程や異質性の表現性を検討するために1OD1リンクのネットワークにおいてシミュレーションを行なった結果,個々の運転者間での異質性が表現可能であること,また,遺伝アルゴリズムの「淘汰」によって学習過程が表現可能であることを確認した.さらに,1OD2リンクのネットワークにおいてシミュレーションを行なった結果,個人の意思決定プロセスの異質性によって,ネットワークが安定すること,また,異質性の原因として,通常利用している経路についての評価は高く,通常利用していない経路についての評価は低くなるという「思い込み」のような要因があることが確認された.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 北村隆一: "ドライバーの学習過程を考慮した道路交通システム解析" 平成9年度土木学会関西支部年次学術講演会講演概要. 1V-30. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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