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カビの潜在機能を活用する新規な培養システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 08875156
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 生物・生体工学
研究機関岡山大学

研究代表者

中西 一弘  岡山大学, 工学部, 教授 (90026584)

研究分担者 山田 秀徳  岡山大学, 工学部, 教授 (80037613)
崎山 高明  岡山大学, 工学部, 講師 (70170628)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード糸状菌 / Aspergillus oryzae / 膜面液体培養 / コウジ酸 / バイオリアクター
研究概要

申請者らは、最近カビや放線菌の特性を考慮した新規な培養方法を開発した。本培養法は、液体倍地を用いて、空気に接した多孔性膜面上で培養を行うことから、膜面液体培養法(Membrane-Surface Liquid Culture;MSLC)と命名された。本研究では、MSLCの培養特性の解明とスケールアップに適したシステムの試作を行うことが目的とする。
モデル培養系として、Aspergillus oryzae NRRL484によるコウジ酸の生産を取り上げた。炭素源としてグルコースを、窒素源として酵母エキスを用いた。円盤状の多孔性膜を用いるMSLC装置を複数個製作し、多孔性膜の種類、培地組成、pHの影響を調べた。また、液体振とう培養も行い、結果を比較検討した。MSLCでは、カタボライトリプレッションが抑制されること、コウジ酸生成量と速度が高いことが判明した。さらに、円筒状のステンレスメッシュの周囲に多孔性膜(富士写真フィルムSE20)を巻付けたものを試作した。培地を円筒上部から、多孔性膜の内面を均一に濡らすように噴出させた。底部に溜まった培地は、ペリスターポンプにより断続的に上部に戻した。培養は胞子を膜外面上に塗り付けることにより開始した。本装置においても、予備実験の段階であるが、円盤状の装置と同じかあるいは高い生産性が得られた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kazuhiro NAKANISHI: "Production of Kojic Acid Using Mold by Newly Developed Membrane-Surface Liquid Culture" Proceedings of the 5th World Congress of Chemical Engineering. Vol.2. 271-276 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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