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メタンとCOまたはCO_2より酢酸の合成

研究課題

研究課題/領域番号 08875172
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 有機工業化学
研究機関九州大学

研究代表者

藤原 祐三  九州大学, 工学部, 教授 (10029481)

研究分担者 谷口 裕樹  九州大学, 工学部, 助手 (50217139)
北村 二雄  九州大学, 工学部, 助教授 (00153122)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードメタンの合成化学的利用 / メタンより酢酸合成 / 一酸化炭素 / 二酸化炭素 / バナジウム触媒 / C-H結合活性化 / C化学 / 二酸化炭素の有効利用
研究概要

1.Pd(OAc)_2/Cu(OAc)_2/K_2S_2O_8/CF_3COOH系あるいはCu(OAc)_2/K_2S_2O_8/CF_3COOH系でメタン(40atm)とCO(20atm)を80°Cで20時間反応させると,酢酸がメタン基準でそれぞれ0.5%,1%の収率で生成することは既に明らかにしていた。そこで,収率の高いCu系に着目してさらに検討した結果,溶媒として用いたCF_3COOHが分解してCO_2とCF_3H(酢酸の約5倍量)を発生していること,また酸化剤のK_2S_2O_8は反応後にKHSO_4になっていることを粉末X線解析により明らかにした。このように溶媒が反応により分解することが明らかになったので,工業化する場合に適当でないと考え,次に新しい触媒系の探索を行った。その結果,前記速移金属のバナジウム触媒を用いると高収率でメタンとCOあるいはCO_2から酢酸が得られるという新しい興味ある成果を得ることができた。
2.すなわち,メタン(5atm)とCO(5atm)をVO(acac)_2/K_2S_2O_8/CF_3COOH系触媒を用いて80°Cで20時間反応させると酢酸がメタン基準で85%の高収率で得られた。また,この場合の触媒のタンオーバー数(TON)は1bであった。さらに,同様の系でCOの代りにCO_2(5atm)を反応させると,酢酸が89%収率(TON=15)で得られた。メタンとCOやCO_2の反応で酢酸がこのような高収率で得られたのは世界最初であり,新聞(朝日新聞夕刊,平成8年12月16日)にも報道された。現在,さらに工業化を目指して溶媒効果や反応機構について鋭意検討中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yuzo Fujiwara: "Exploitation of Synthetic Reactions via C-H Bond Activation by Transition Metal Catalysts" Synlett. 591-599 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 藤原祐三訳: "有機金属化学事典-遷移金属,第3章" 朝倉書店, 2700 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2025-11-17  

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