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シナグロヨコバイ抵抗性水稲の抵抗性機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08876024
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 生物生産化学・応用有機化学
研究機関高知大学

研究代表者

金 哲史  高知大学, 農学部, 助教授 (30234339)

研究期間 (年度) 1996 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードツマグロヨコバイ / 抵抗性 / 寄主選択
研究概要

ツマグロヨコバイ抵抗性水稲の2%濃度の抽出物を用いてツマグロヨコバイを強制的に飼育すると、5日以内にほぼ100%の致死作用を示す。一方、感受性品種の抽出物を与えた場合でも、死亡する個体が多く観察されるものの、両品種間に差が見られることから、この抵抗性品種中に含まれる生存抑制活性物質の単離を試みた。
抽出物を水に懸濁後、エーテル、酢酸エチル、水飽和ブタノールの順に溶媒抽出を行ったところ、この生存抑制活性物質はいずれの溶媒にも分配されず、水画分にのみに活性が認められた。この水画分を逆相系のODSカラムにチャージし、水、20%メタノール/水、40%メタノール/水、メタノールで溶出させた後生物検定に供したところ、水溶出部にのみ強い活性が認められた。そこでこのODS水溶出部をイオン交換樹脂を用いて、酸・両性、中性、塩基性3画分に分画したところ、中性画分にのみ、強い生存抑制活性が認められた。このことから、抵抗性品種中に含まれる生存抑制活性物質は極めて親水性の高い、糖あるいはアルコール類縁体と推測された。この生存抑制活性物質と抵抗性との関係は未だ明確でないものの、抵抗性と何らかの関わりがあるものと思われる。現在、さらに、この物質の単離・構造解析を行っている。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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