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筋繊維芽細胞が有する血管新生促進作用の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08876029
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 食品科学・製品科学
研究機関静岡県立大学

研究代表者

守田 昭仁  静岡県立大学, 食品栄養科学部, 助手 (40239653)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード血管新生 / VEGF / 筋繊維芽細胞 / ラミニン / 増殖因子
研究概要

ラット副睾丸周辺の脂肪組織から単離した筋繊維芽細胞(rat myofibroblast : rMf)を用いて以下の解析を行った。
1.細胞外マトリックスの構成蛋白質ラミニンの分子種
rMfは血管内皮細胞と同様な2種類のラミニンホモログを合成・分泌していることを確認し、報告した。
2.既知の血管新生促進因子VEGF (Vascular Endothelium Growth Factor)の存在の確認
(1) VEGF様蛋白質の検出
rMfとヒトグリオブラストーマ細胞T98Gの培地及び細胞溶解液を非還元状態のSDS-PAGEに供し、4種類の抗VEGF抗体(免疫生物研究所製)を用いてVEGF様蛋白質の検出を試みた。抗体V-NとV-3はそれぞれVEGF165のN-端側とC-端側のペプチドを認識し、抗体16F2と2E1はリコンビナントVEGFを認識する。VEGFのダイマーは非還元状態では分子量46万前後に検出される。rMfとT98Gの場合、分子量が87KDaまたは200KDa前後の蛋白質バンドが検出されたことから、凝集体を形成している可能性が考えられた。次に、蛋白質を35Sで標識し、抗体を用いて免疫沈降した後、還元状態のSDS-PAGEに供した。rMfからはVEGF189、VEGF165、VEGF121と推定される蛋白質バンドが検出された。さらに、凝集しにくい条件でサンプルを調製し、還元状態でSDS-PAGEを行ったにも関わらず、およそ200KDaと高分子量の蛋白質が検出された。今後、この高分子量のVEGF様蛋白質の詳細な解析が必要である。
(2) VEGF mRNAのPCRによる解析
T98GとrMfから単離したポリ(A)+-RNAを用いてRT-PCRを行ったところ、500bp前後にPCR産物が検出された。今後の解析が必要である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hoon Jeon: "Pericytes from Microvessel Fragment Produce Type IV Collagen and Multiple Laminin Isoform" Biosci. BioTech. Biochm.60巻5号. 856-861 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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