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鮫軟骨の血管新生阻害活性の作用機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08876040
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 水産化学
研究機関京都府立大学

研究代表者

佐藤 健司  京都府立大学, 人間環境学部, 助教授 (00202094)

研究分担者 田代 操  京都府立大学, 生活科学部, 助教授 (50094404)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードコラ-ゲナーゼ / コラ-ゲナーゼ阻害 / MMP-9 / 鮫 / 軟骨 / 血管新生 / コーラゲン / 等電点電気泳動 / サメ / MMP-1 / コラーゲン
研究概要

昨年度の研究により血管新生を介したガンの転移に重要な働きをすると考えられている組織コラ-ゲナーゼの一つであるMMP-9のコラ-ゲナーゼ阻害測定法を確立し、さらに市販されている鮫軟骨粉末の1M塩酸グアニジン可溶性画分にMMP-9の阻害活性が存在することを明らかにしている。
今年度は、鮫軟骨粉末の1M塩酸グアニジン可溶性画分を水に対して透析後、外来性の両性電解質を加えることなくサンプル中に含まれる成分の等電点の多様性を利用し、調製用等電点電気泳動装置により分画を行った。その結果、軟骨の主成分であるコラーゲンは鮫軟骨粉末の調製中に分解を受け酸性から本来の等電点であるpH9の間に泳動されたが、MMP-9の阻害活性はpH約3の画分に特異的に泳動された。これらの結果より、MMP-9の阻害活性は市販鮫軟骨粉末中でも活性が存在し、その活性はコラーゲンの分解物による拮抗阻害ではなく特異的な阻害であると考えれる。また溶媒に水のみを用いて調製用等電点電気泳動によりMMP-9の阻害活性を1M塩酸グアニジン可溶性画分から約10倍に濃縮できた。この方法は比較的安価で大量分取(現在サンプル数Lまで)可能であるため、今後その生理作用を動物実験等で評価する際に有用であると考えられる。

報告書

(2件)
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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