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生理活性ペプチドの大量生産に応用可能なウシ乳腺細胞株の開発

研究課題

研究課題/領域番号 08876050
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 応用動物科学
研究機関東北大学

研究代表者

佐々木 康之  東北大学, 農学部, 教授 (90005637)

研究分担者 萩野 顕彦  東北大学, 農学部, 助手 (80156249)
加藤 和雄  東北大学, 農学部, 助教授 (60091831)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード乳腺 / ウシ / タンパク質合成
研究概要

ウシ乳腺細胞は大量のペプチドおよびタンパク質を合成し、分泌し続ける数少ない細胞であり、工業レベルでのペプチド生産への応用が期待される。そこで、この様なペプチド生産を目的とした乳腺細胞の開発のために、以下の実験を行った。まず、増殖能の高い細胞株を得るために、乳腺細胞の増殖が盛んな妊娠期のウシから乳腺組織を取り出し、常法にしたがって乳腺上皮細胞を単離した。すなわち、取り出した乳腺組織を緩衝液で洗浄した後細切し、コラ-ゲナーゼで処理、ナイロンメッシュでの濾過を行って未消化の組織を除いた。得られた細胞をクローニングし、抗ケラチン抗体陽性細胞、すななわち上皮細胞と思われるクローンを単離した。現在、2度のスクリーニングにより6つのクローンが得られている。これらのクローンについて、増殖能の検討を行い、3つのクローンについては15代まで継代可能であることが明らかになっている。さらに分化能については、プロラクチン、コルチゾール、インスリン等を用いて、カゼインの発現を指標として検討を行っている。カゼインの検出は、カゼイン抗体を用いて、蛍光抗体法およびウエスタンブロッティング法により検討中である。
今後は、増殖能を持った細胞を単離し、分化をコントロールできるような実験系を作成し、さらにタンパク質合成能について検討していく予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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