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フランスガモ膵臓の成長ホルモンの発現作用機序と遺伝子の塩基配列の決定

研究課題

研究課題/領域番号 08876056
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学・基礎畜産学
研究機関石巻専修大学

研究代表者

土屋 剛  石巻専修大学, 理工学部, 教授 (40217336)

研究期間 (年度) 1996 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードフランスカモ / 成長ホルモン / 膵臓 / グルカゴン / 免疫組織化学 / 塩基配列 / PCR
研究概要

1. 塩基配列の決定
成長ホルモン(GH)・プロラクチンファミリー(PRL)のGH,PRL,胎盤性ラクトゲン(PL)そして、ソマトラクチン(SL)の9種類のプライマー(アヒル(du)GH,トリ(a)GH,ニワトリ(c)GHl,cGH2,cGH3,cPR、ウシPL,サケ(s)SLl,sSL2)を設計した。mRNAは1-2週齢のフランスカモの膵臓と下垂体から抽出して、GH様cDNAの増幅を逆転一発RT-PCR法で行った。その結果、膵臓mRNAからのGHcDNAの増幅はできなかった。しかし、下垂体mRNAからはduGH,aGH,cGHのプライマーでGHcDNAの増幅が成功した。フランスカモのGHの塩基配列はアヒルとは3個所異っており、アミノ酸配列も1個所異なっていた。
2. 成長ホルモン様物質の免疫組織化学法による同定
フランスカモ膵臓のA細胞に局在する成長ホルモン様物質(GHL)をGH・PRLファミリーに属する抗GH、抗PRL、抗PL、抗SLの抗体を用いて免疫組織化学的に調べた。その結果、フランスカモの膵臓のA細胞はこれらの4種類の抗体にいずれも陽性だった。また、GH抗体では抗ヒトGHによく反応したが、抗ニワトリでは弱く、抗ラット、抗ウシ、抗マグロ、抗ヒツジ、抗ブタのGH抗体には反応しなかった。
以上の結果よりフランスカモの膵臓のA細胞に局在するGH様物質は、GH-PRLファミリーの共通のアミノ酸配列をもつと考えられる。それゆえ、GH-PRLの祖先型のプライマーの設計やGH・PRLファミリーの共通のプライマーなどの設計が必要と考えられる。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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