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ニワトリ肢芽形態形成におけるソニックヘッジホグ,レチノイン酸の機能

研究課題

研究課題/領域番号 08877002
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

小椋 利彦  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教授 (60273851)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード肢芽 / ソニックヘッジホグ / レチノイン酸 / 転写因子 / 形態形成 / ホメオボックス
研究概要

本研究によって、新規の遺伝子が4つ同定された。
一つはparied typeのホメオドメインをもつ転写因子で、ニワトリ肢芽の前方部に発現する。この遺伝子はその発現様式から肢芽後方からのレチノイン酸(RA)、ソニックヘッジホグ(Shh)のシグナルに拮抗することが予想される。これを証明するため、肢芽前方部にRA,Shhを作用させたところ、この遺伝子の発現が速やかに抑制されることが見出された。この遺伝子の機能を詳細に調べるため、レトロウイルスによる強制的な異所的発現を現在試みている。また、この遺伝子の突然変異がpreaxial polydactylyを引き起こすことが予想されるため、マウスを用いて遺伝学的な検索を行った。この結果、ある種の変異多指症マウスでホメオドメイン領域に重大な変異が見つかった。現在。この変異型遺伝子がニワトリで多指症を起こせるか検討中である。
もうひとつ遺伝子は、TBXであることが同定された。この遺伝子は肢芽の後方と前方に発現し、RAによる鏡型重複誘導によって変化することがわかった。これは、この遺伝子が肢芽の領域特異性に関わることを意味しており、機能的な解析を進めている。残り2つのTBX遺伝子は上肢芽、下肢芽特異的に発現することが見出された。したがって、これらの遺伝子が肢芽のwing/leg identityに関与することが示唆され、その機能的解析を進行中である。また、これに関する論文を1報発表した。

報告書

(2件)
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hideyo Ohuchi: "Correlation of wing-leg identity tu ectopic FGF-induced chimeric limbs with the differential expression of chick TBX5 and TBX4" Development.125. 51-60 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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