研究課題/領域番号 |
08877083
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
河部 庸次郎 長崎大学, 医学部・附属病院, 助手 (50244059)
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研究分担者 |
江口 勝美 長崎大学, 医学部, 教授 (30128160)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | U937 / アポトーシス / NF-kB / PDTC / caspase / XIAP / 寛容 / 単球・マクロファージ / IL-1 / TNF / LPS / SLPI / CD14 / 慢性関節リウマチ / 単球 / マクロファージ / HIL-V-I関連脊髄症 |
研究概要 |
単球・マクロファージ系の樹立細胞であるU937細胞表面におけるCD14およびCD86の発現はphorbor myristate acetate(PMA)刺激により誘導された。PMAによって分化誘導されたU937はその培養上清中に種々のサイトカイン、即ちIl-1,Il-6,IL-8,TNFαを著しく産生することが認められた。このようなPMA刺激はU937細胞内での核内転写因子NF-kBの核内への移行を誘導することをelectrophoretic mobility shift assayによって確認した。そこで、NF-kBの抑制剤であるpyrolidine dithiocarbamate(PDTC)をあらかじめ投与しておくと、上記のPMAによるU937の活性化を抑えるのみならず、一部の細胞を細胞死(アポトーシス)に陥らせた。これは一連の細胞死シグナルのなかでも蛋白分解酵素であるcaspase-3の活性化によって起こっていることが、その酵素活性およびWestern blotによって確認された。PMA刺激はPDTCによるアポトーシスを回避する方向に働くことが示され、caspase-3の活性化そのものも抑制されることが解った。このようにして、PMA刺激時のU937細胞は活性化され、同時にNF-kBの発現を増強することによって、XIAPの発現を誘導しアポトーシスを回避するように働くことが解った。またこれらの細胞内メカニズムに基づいて、単球・マクロファージにPMA再刺激を行うことにより単球・マクロファージの寛容誘導の機構が示唆された。
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