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抗L型電位依存性カルシウムチャネル抗体測定系の確立 -自己免疫性神経・内分泌疾患における抗カルシウムチャネル抗体の意義-

研究課題

研究課題/領域番号 08877156
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関神戸大学

研究代表者

千原 和夫  神戸大学, 医学部, 教授 (00107955)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードカルシウムチャネル / 抗カルシウムチャネル抗体 / 自己抗体 / polyglandular autoimmune syndrome / ACTH単独欠損症
研究概要

1.神経・内分泌細胞型α1およびβサブユニット-Glutathione S-transferase(GST)融合蛋白の産生既知の完全長の神経・内分泌細胞型α1サブユニットcDNAをpGEXに組み込み、α1サブユニットとGST蛋白の融合蛋白を発現するベクターを作製し、大腸菌DH5αをトランスフォームしたが、融合蛋白の発現を認めなかった。これは、α1サブユニットのcDNAが6Kbp以上と長大であること、膜貫通構造をとっており、疎水性が大であることによると考えられた。そこで、α1サブユニットのcDNAを数百から1Kbp程度のセグメントに分割し、GST融合蛋白質発現ベクターに組み込み融合蛋白の発現を試みた。さらに、カルシウムチャネルのβサブユニット(カルシウムチャネルの機能発現に重要なサブユニットであり、重症筋無力症ではβ1サブユニットに対する自己抗体が検出されるという報告がある)のβ1、β2、β3cDNA(約1.5-1.8Kbp)についてもGST融合蛋白質発現ベクターを作製した。α1サブユニットに関しては、十分量の蛋白産性が得られていないが、βサブユニットについては、発現が良好でGlutathione-Sepharoseアフィニティーカラムを用いて精製後、SDS電気泳動で確認した結果、目的とする蛋白が得られたことを確認した。現在、硫安沈殿、イオン交換クロマトグラフィーを併用して、さらなる精製度の向上と収量の増大をめざしている。
2.抗VDCCα1サブユニット抗体測定ELISA系の確立
上記の精製α1、βサブユニット蛋白が、まだ十分量得られていないため、ELISA系の確立はできていない。しかしながら、確立後直ちに測定に移れるよう、polyglandular autoimmune syndrome(PGS)、ACTH単独欠損症、IDDMやALS等の自己免疫的機序が発症に関与する可能性がある疾患の患者血清を採取、保存しつつある。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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