• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

肝癌細胞へのSuicide gene導入による原発性肝癌の治療

研究課題

研究課題/領域番号 08877205
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

柳澤 暁 (柳沢 暁)  東京慈恵会医科大学, 外科学講座・第2, 教授 (80200533)

研究分担者 岡本 友好  東京慈恵会医科大学, 外科学講座・第2, 講師 (00246381)
稲垣 芳則  東京慈恵会医科大学, 医学部・外科学講座第2, 講師 (40138714)
研究期間 (年度) 1996 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード原発性肝癌 / 遺伝子治療 / リピオドール / 自殺遺伝子 / アデノウイルス / Suicide gene / suicide gene / アラツウイルス
研究概要

(1) In-vitro実験
1. In-vitroにおけるlipiodol加adenoviral vectorの感染,遺伝子発現についてひと肝癌細胞株であるHepG2細胞へadenoviral vectorを感染させ,lipiodolを加えた群(LIP群)と加えていない群(CON群)で遺伝子(beta-galactosidase)の発現をみたところ,両群間に有意差を認めず,dose-dependentに発現を認めた.
2. In-vitroにおけるlipiodol加adenoviral vectorの毒性Thimidine kinase遺伝子を組み入れたadenoviral vectorのHepG2細胞への毒性も比較試験でも両群間に有意差を認めず,dose-dependentに細胞毒性を認めた.
3. In-vitroにおけるlipiodol加adcnoviral vectorによる遺伝子(Thimidine kinase)導入後の遺伝子機能について
Thimidine kinase遺伝子を組み入れたadenoviral vectorのHepG2細胞への感染後,ganciclovirを投与し,自殺遺伝子システムが機能するかどうかを検索したが,両群間に有意差を認めず,肝癌細胞に対し有効であった.
以上より,lipiodol加adenoviral vectorはadenoviral vector単独と同様の効果,生物学的特性を有していることが証明され,in-vivoへの応用に期待がもてる結果となった.
(2)In-vivoの実験
1. ラット肝癌モデルによる肝癌担癌ラットの作製L2A2細胞の門脈内注入により肝癌担癌ラットモデルの作製に成功した.
2. ラット肝癌モデルによる肝癌担癌ラットへのlipiodol加adenoviral vectorの投与
Lipiodol加adenoviral vector(beta-galactosidase遺伝子を含む)を門脈内,肝動脈内,直接腫瘍に注射の3経路にて投与し,遺伝子発現の分布を調べたが,腫瘍には発現が制限されており,肝癌担癌ラットモデルの腫瘍のvascularityを検索したところ,vascularityに乏しいことが証明されたため,現在新たなモデルを作製中である.

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岡本 友好: "組み替えアデノウイルスによる肝細胞への遺伝子導入における投与法に関する基礎的研究" 日本外科学会誌. 98. 656 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi