研究課題/領域番号 |
08877213
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松田 暉 大阪大学, 医学部, 教授 (00028614)
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研究分担者 |
西村 元延 大阪大学, 医学部, 助手 (90291442)
平田 展章 大阪大学, 医学部, 助手 (70283752)
高橋 俊樹 大阪大学, 医学部, 助手 (50263257)
澤 芳樹 大阪大学, 医学部, 助手 (00243220)
大竹 重彰 大阪大学, 医学部, 講師
今川 弘 大阪大学, 医学部, 助手 (90273622)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | Maze手術 / 心房細動 / f波高 / 僧帽弁疾患 / レーザー |
研究概要 |
本研究の目的は体外循環を用いない心房細動根治術(pumpless Maze)の開発である。 まずMaze手術の成否に関する術前諸因子の解析を行った(第40回日本胸部外科学会関西地方会(於:神戸、平成9年6月)にて発表)。なぜなら、筒状の孤立性心房細動に対するMaze手術での心房細動改善率はほぼ100%であるが、僧帽弁疾患に合併した心房細動に対するMaze手術の成功率は80%程度である。当施設においても70%であり、すべての症例にMaze手術が適応とされるものではないものと考えられる。当施設で施行したMaze手術症例21例において検討した結果、術前の心電図のVI誘導におけるf波高が最も重要で、0.1mV以下の症例では、心房細動の改善は得られなかった。心胸郭比が次いで重要で70%を越える症例での心房細動の改善は認められなかった。他に心房細動の既往期間が重要であると考えられた。 また心房細動が軽快し、心房調律が回復するまでの期間を検討した。これは手術効果の判定に要する期間の決定のため重要であり、術後atrial rhythmに復するまでの期間は、0-46日(平均12日ですが、40日以上は3例であった。)であった。このことは約2カ月の観察期間が必要であることを示している。 これらのデータを十分に踏まえ、今後も引き続きpumpless Maze手術の開発をすすめる予定である。
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