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静脈バイパスの内膜肥厚における接着分子発現の解明と遺伝子導入に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08877221
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関京都大学

研究代表者

宮本 享  京都大学, 医学研究科, 講師 (70239440)

研究分担者 永田 泉  国立循環器病センター, 脳神経外科, 部長 (10198327)
研究期間 (年度) 1996 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード静脈バイパス / 再狭窄 / 転写調節 / Egr-1 / リゾフォスファチジルコリン / 遺伝子導入 / 血管平滑筋 / 粥状硬化
研究概要

【目的】脳神経外科領域における頭蓋外血行再建(バイパス)術にみられる再狭窄、閉塞においては血管平滑筋細胞の増殖が病変の主体をなしている。酸化LDLの主要構成脂質であるリゾフォスファチジルコリン(lyso-PC)は血管内皮細胞においてPDGF-A鎖の分泌を亢進させ、病変の発生進展に関与していると考えられている。我々はlyso-PCにおけるPDGF-A鎖の転写制御機構につき検討した。【方法・結果】培養ウシ大動脈内皮細胞を10%FCS添加DMEMにて培養し、lyso-PCにて刺激した。ノザンブロット及びウエスタンブロットにて転写因子であるEgr-1の発現が誘導されることを示した。以前よりPDGF-A鎖のpromotor領域にEgr-1が結合する認識配列があることが知られており、その認識配列の合成オリゴヌクレオチドを用いたgel shiftassayを行い、lyso-PCの刺激により合成オリゴヌクレオチドへ結合するタンパクが増加することを示し、このbandが非標識オリゴヌクレオチドを加えることにより消失することを確認している。【今後の検討課題】今後は抗Egr-1抗体を用いたsupershift assayと大腸菌に発現させた組換えEgr-1タンパクを用いたassayにより、PDGF-A鎖のpromotor領域に結合するのがEgr-1そのものであるかどうかを検討する予定である。また、Egr-1によって転写が誘導されるtissue factorなどのさまざまな遺伝子の再狭窄における役割も検討していく予定である。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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