研究課題/領域番号 |
08877224
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
濱田 潤一郎 熊本大学, 医学部附属病院, 助手 (40253752)
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研究分担者 |
永廣 信治 熊本大学, 医学部附属病院, 講師 (60145315)
生塩 之敬 熊本大学, 医学部, 教授 (20028583)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 塞栓術 / 粒子塞栓物質 / マイクロキャリーア |
研究概要 |
粒子径150および200ミクロンのマイクロキャリーアを造影剤に混和し、ゲルビーズとしたものを各々成犬の腎動脈内に挿入したマイクロカテーテルより注入し腎動脈を塞栓し、臨床応用に必要な項目を検討した。 1、各々の粒子径に応じた大きさの血管の閉塞をきたしていることが組織学的検討にて確認された。 2、腎動脈を塞栓した後、亜急性期(2週間後)および慢性期(8週間後)に腎動脈撮影を施行したが、何れの時期においても再開通は認められなかった。 3、急性期、亜急性期、慢性期の腎臓の切片を作製し、Hematooxylin & eosin,elastica-van Gieson,ギムザ染色したが、弾性板の断裂などの血管壁の損傷は認められず、血管壁内への炎症細胞の出現も認められなかった。 以上の結果より我々の開発したマイクロキャリーアは粒子塞栓物質として臨床応用が可能であることが判明した。
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