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前立腺癌におけるC-myc遺伝子の変化の検索とその遺伝子変化が細胞増殖に果たす役割

研究課題

研究課題/領域番号 08877244
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関三重大学

研究代表者

山川 謙輔  三重大学, 医学部, 助手 (00230326)

研究分担者 木瀬 英明  三重大学, 医学部・附属病院, 助手 (80293786)
亀田 晃司  三重大学, 医学部, 助手 (00283523)
研究期間 (年度) 1996 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード前立腺癌株 / C-myc / FISH / アンドロゲン / 前立腺癌細胞株 / LNCaP細胞株 / PC-3細胞株 / DU-145細胞株 / c-myc / DNA塩基配列
研究概要

平成10年度は以下の成果が得られた。
LNCaP cell lineから得られたc-mycのDNA sequenceはとくに問題がなかったが、これが蛋白質として正常に発現しているかは不明であった。c-mycのmRNAは細胞増殖に伴ってその発現が増加することが知られている。インテグリンα_6サブユニットの発現で見た場合インテグリンα_6サブユニットのプロモーターは細胞増殖に従いその遺伝子の発現を増加させるが、それにインテグリンα_6サブユニットのプロモーター内のc-mycの結合部位は関係しない。また1、25-dihydroxyvitamin D3はアンドロゲン依存性LNCaP cellでc-mycのmRNAの発現を抑制しない。またc-mycのmRNAは過剰に発現していた。サザンブロットではc-mycの遺伝子がre-arrangeしていたり、過度に増幅していたということがなかった。FISH法ではc-mycのシグナルはおおよそ4個あり、遺伝子の転座もしくは8番染色体の数的異常が示唆されたが、LNCaP cell lineは8番染色体を4個もっておりこのために4つのc-mycのシグナルが観察されたと考えられた。以上をまとめればLNCaP cell lineではc-mycのmRNAは過剰に発現しているが、その蛋白質の発現に関しては機能的に発現していない可能性があり、このLNCaP cell lineではc-mycの増殖における役割はそう重要ではないと考えられた。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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