• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

骨形成因子の腎への影響の検討

研究課題

研究課題/領域番号 08877248
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関長崎大学

研究代表者

斉藤 泰  長崎大学, 医学部, 教授 (70039832)

研究分担者 井川 掌  長崎大学, 医学部, 助手 (40295069)
神田 滋  長崎大学, 医学部附属病院, 助手 (20244048)
古賀 成彦  長崎大学, 医学部附属病院, 講師 (10205354)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード骨形成因子 / 急性腎不全 / 腎再生 / 腎臓
研究概要

TGF-βスーパーファミリーの一つである骨形成因子(BMP-7)は、そのリガンドとレセプターが腎臓の発生期に尿細管において強く発現していることから腎尿細管細胞の増殖や機能発現に重要な役割を有していることが予想される。これまで我々は上皮増殖因子(EGF)や肝細胞増殖因子(HGF)、TGF-βなどが急性腎不全時における腎再生に強く関与していることを報告してきたが、今回、BMP-7についても同様の方法論を用いて検討を加えた。これまでBMP-7の受容体であるBMPR-IA(ALK-3)、BMPR-IB(ALK-6)、BMPR-II(u2)につき腎虚血による腎不全モデルラットを用いて腎における発現を免疫組織染色およびノーザンブロット解析により検討した。その結果R-IA、R-IB蛋白は尿細管細胞において虚血後24時間で著しい発現の増加が認められその後徐々に低下した。また、RNAの発現上昇も同様の経過で観察された。一方、R-IIに関しては蛋白およびRNAの明らかな発現の変化は観察されなかった。以上の結果より、腎障害後早期に発現増加してくるBMPR-IA、IBは引き続き起こってくる尿細管細胞の再生、に関与している可能性が考えられる。BMP-7自体の腎における生理的役割についても不明な点が多いが、今後リガンドについての検討も含めて研究を進めたい。既知の増殖因子の変化とも比較検討し、その関係を明らかにしたい。

報告書

(2件)
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi