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卵巣癌転移機構の解明-卵巣癌同所移植実験法を用いて-

研究課題

研究課題/領域番号 08877251
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関福井医科大学

研究代表者

吉田 好雄  福井医科大学, 医学部, 助手 (60220688)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード卵巣癌 / 同所移植モデル / マトリゲル
研究概要

ヌードマウス卵巣同所移植モデルは、粘性のある細胞外基質成分を用いると、移植後4週目で卵巣腫瘍・癌性腹膜炎・実質臓器転移を生じた。増殖因子を減じた細胞外基質成分を移植基質に用いた検討でも同様な病態を生じたが、卵巣腫瘍径・転移数・結節径は通常のに比し、小さい傾向が認められた。一方ゼラチンを移植基質として用いた場合では移植できず、臨床材料を用いた組織片同所移植では卵巣腫瘍や癌性腹膜炎にはなるものの実質臓器への転移は生じなかった。
また、このモデルに於いて原細胞の薬剤感受性をどのように反映しているか、及び安定したin vivoの薬剤感受性モデルになりうるかを使用した原細胞(YKTcell lines)、matrigelと原細胞を卵巣にco-injectionし形成された卵巣腫瘍よりの初代培養細胞、肝転移細胞のそれぞれのH^3-thymidine摂取率と各種抗癌剤の感受性の比較検討を行った。各々の細胞1×10^7個のH^3-thymidine摂取率を算定したあと、二重軟寒天培地で培養した後CBDCA(3.6μg/ml),VP16(1μg/ml),CDDP(1μg/ml)投与後のH^3-thymidine摂取阻止率を算定し各種抗癌剤に対する薬剤の感受性能とした。H^3-thymidine摂取率は原細胞、形成された卵巣腫瘍細胞、肝転移細胞それぞれ16941±2747cpm、173229±1425cpm、228816±12540cpmであった、またそおれぞれの薬剤感受性は、CDDP;66%.VP-16;24%、CBDCA;87%:CDDP;79%.VP-16;87%,CBDCA;87%,CDDP;72% VP-16;89%,CBDCA83%であった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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