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次世代インプラントを目指したマラッセ残存上皮の歯周靱帯細胞に対する増殖分化制御

研究課題

研究課題/領域番号 08877292
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

赤川 安正  広島大学, 歯学部, 教授 (00127599)

研究分担者 八塚 信博  広島大学, 歯学部, 助手 (40284210)
細川 隆司  広島大学, 歯学部, 助手 (60211546)
和田本 昌良  広島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (70231040)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード歯周靱帯由来上皮細胞 / 無血清培養 / Fibroblast Growth Factor / FGF-Receptor
研究概要

近年、歯および歯列欠損により生じた機能低下や審美正に対し,可能な限り自然に近い回復を求めて歯牙移植および口腔インプラント治療などが急速に発展してきた。しかしながら、天然歯の歯周靱帯と同様な生理機能ならびに生体力学的界面構造を有する理想的な歯周組織の再生および歯牙移植は、いまだ完成しておらず口腔インプラントにおいても被圧変位特性や圧感覚受容機能などいまだ問題を残している。
本研究は,理想といえる歯周靱帯再生のための基礎的知見を集積することを目指し、歯周靱帯組織における歯周靱帯由来上皮細胞(マラッセ上皮細胞)の無血清培養系を確立すること,次いで,その系を用いて,同細胞のin vitroにおける増殖と分化を明らかにし,さらに,同細胞の増殖と分化に及ぼすfibroblast growth factor(FGF)の影響ならびに同細胞におけるFGFおよびFGF受容体の発現を,同培養系を用いて蛋白質および遺伝子レベルで検討し,また,歯周靱帯由来上皮細胞と歯周靱帯線維芽細胞の細胞間相互関係を検討した。
歯周靱帯由来上皮細胞マラッセ上皮細胞は,RDとMCDB153培地に種々の因子を加えた培地とI型collagen処理plastic dishを用いた無血清培養条件下で最良の増殖を示した。また,Human Keratinocyteは,FGFR1-(IIIc),FGFR2-(IIIb),FGFR3-(IIIb),FGFR4を発現し,マラッセ上皮細胞は,FGFR2-(IIIb)mRNAのみを発現していた。また,免疫組織化学染色の結果,歯周靱帯由来線維芽細胞においてFGF-7の発現が認められた。以上の結果より,歯周靱帯由来細胞と歯周靱帯由来上皮細胞の増殖と分化にFGF-FGFR1,R2-(IIIb)系が深く関与している可能性が強く示唆された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nobuhiro Yatsuzuka: "GROWTH AND DIFFERENTIATION OF PERIODONTAL LIGAMENT-DERIVED CELLS IN SERUM-FREE DEFIND CULTURE" In Vitro Cell.Dev Biol-Animal.

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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