研究課題/領域番号 |
08877336
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医薬分子機能学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
橋本 祐一 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (90164798)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | エンドペプチダーゼ / アフィニティラベル / レチノイン酸レセプター / プロテアーゼ / レセプター / プローブ / ケイ光標識 / ペプチド / 光親和性ラベル / アフィニティーゲル / レチノイド / レチノイン酸受容体 / 質量分析 / 結合部位 / フタルイミド / 分子認識 |
研究概要 |
本年度は、提唱するエンドペプチダーゼ組み合わせ法によるレセプターラベル部位の決定法を、方法論として確立すべく、ここのステップの施行条件の最適化を図るとともに、同方法の応用・適応範囲の拡充並びにそれによる新規知見の獲得を目指した。 方法論としての確立のためには、核内レチノイン酸レセプターを素材とした研究を展開した。その結果、 (1) 提唱する方法に用いるラベル化剤及びその有効性を事前に検討するためのブローブの一般設計法並びに一般調製法を確立した。 (2) 提唱する方法に用いるエンドプロテアーゼの一般使用法、一般反応条件などを確立すると共に、酵素反応物の一般取扱法、一般分析法を確立した。 (3) 提唱する方法により一層の信頼性を付与すべく、同方法にエレクトロスプレー質量分析によるエンドプロテアーゼ消化物の分析法を導入することを検討し、これらの方法が相乗的に得られる結果の信頼性を高めることを確認し、両方法の一般的融合利用法を大旨確立した。 確立した方法の応用としては、a)TNF-αの生産調節にかかわる薬物受容体の検出、b)アミノペプチダーゼN阻害剤の新たな分子標的の検出、に成果があった。すなわち、 (4) TNF-αの生産促進並びに生産抑制にかかわる薬物受容体各々の検出に成功した。 (5) 小分子非ペプチド型アミノペプチダーゼN(APN)阻害剤の分子標的として、APN活性を有しながらこれまでAPNとして確認されている酵素とは異なるものを発見した。
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