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発熱時の看護援助における身体冷却等に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 08877362
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 看護学
研究機関愛知県立看護大学

研究代表者

米澤 弘恵  愛知県立看護大学, 看護学部, 助教授 (90258989)

研究分担者 石津 みゑ子  浜松医科大学, 医学部, 助教授 (50258985)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード発熱 / 前額部冷罨法 / 選択的脳冷却 / 鼓膜温 / 皮膚温 / 温度感覚 / 冷罨法 / 皮膚血流
研究概要

【結果目的】発熱時の前額部氷嚢冷却に対する身体冷却効果、特に脳冷却効果について、生理的反応と温度感覚反応からその影響について実験し検討した。
【対象と方法】発熱者4名(平均30±7歳)を対象に、室温(Ta)20-24℃、湿度43-50%で実験を実施した。被験者は常服で毛布を1枚掛け安静臥床させた。ガ-ゼ2枚で包んだ氷嚢(500ml)を水温(Tw)0℃のものを前額部に直径8cmの範囲で15分間と60分間貼用し、鼓膜温(Tty)、皮膚温(Ts)、腋窩温(axil)を測定し、貼用時の温度感覚反応を調査した。
【結果および考察】
1.発熱状態における氷嚢水温0℃の前額部氷嚢貼用では、Ttyは15分間貼用ではほとんど変化はなかったが、60分で僅かな低下が認められた。
2.Tsは、Tsfhでは貼用直後より急激に下降しその後横這い状態を示した。ハンティング現象は、貼用15分間ではごく僅かであったが、60分では明らかな出現が認められた。TstempとTsearでは、貼用時の変化はほとんどなかった。
3.axilは、貼用15分では低下はなくむしろごく僅かな上昇が認められたが、60分では僅かな低下が認められた。
4.氷嚢貼用時の温度感覚反応は、貼用時には冷刺激による疼痛が出現したが、貼用15分では「頭の奥が気持ちよい」、終了時では「もう少し貼用したい」であり、60分では傾眠が認められた。
以上の結果から、発熱者の前額部氷嚢貼用における身体冷却効果は、貼用時間や発熱の程度などの影響を受ける可能性が推察できる。この点を踏まえて今後も事例を重ねて、頭部冷罨法の身体冷却効果について検討していく必要がある。

報告書

(2件)
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 米澤弘恵: "暑熱環境下における前額部氷嚢貼用の鼓膜温への影響" 愛知県立看護大学紀要. Vol.2. 37-44 (1966)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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