研究課題/領域番号 |
08878044
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
砂原 秀樹 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学センター, 助教授 (20206577)
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研究分担者 |
馬場 始三 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (60243359)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ユ-ビキタスネットワーキング / ユ-ビキタスコンピューティング / モバイルコンピューティング / ロバストシステム |
研究概要 |
ユ-ビキタスネットワーク環境を構築するために必要な技術として、オペレーティングシステム機能、通信機能、アプリケーションについて、実験環境の構築及び評価を行なった。 1.プロセス移送技術の開発 実行中のプログラムを一時停止し異なる計算機上で再起動する機能として、Machオペレーティングシステム上の外部ページャ機能を用いて、プロセス移送機能を実現し、その評価を行なった。 2.ネットワークデバイス状況通知機能 利用可能なネットワークデバイスの変化など、刻々と変化する状況を知りアプリケーションに通知する機能として、ネットワークデバイスの接続状況を得、アプリケーションに通知する機能について実装を行い、その有効性についてファイルシステムと組み合わせて評価を行った。 3.ユ-ビキタスネットワーク環境用アプリケーション構築技術の開発 (a)切断時操作機能 利用者がネットワークからの切断を意識することなく利用できる技術を開発し、評価を行なった。 (b)インターフェイス自動切替機能 端末装置等が有する複数のネットワークインターフェイスを、アプリケーションの要求に応じて自動的に切替利用できる機能を開発し、評価を行なった。 (c)ロバストサービス機能提供技術 システムの障害等に際しても、ネットワークが提供するサービスの提供を継続する機能を開発し、評価を行なった。また、こうした技術の多方面への応用として、災害時におけるネットワーク利用を検討し実験/評価を行なった。
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