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人工的ARS配列を用いた分裂酵母複製開始蛋白質同定の試み

研究課題

研究課題/領域番号 08878113
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 分子生物学
研究機関京都大学

研究代表者

村上 洋太  京都大学, ウイルス研究所, 助教授 (20260622)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードARS配列 / 分裂酵母 / 染色体複製
研究概要

分裂酵母では複製開始点をプラスミドとして自律複製できる配列(ARS)として同定できる。しかし、ARSの構造決定は冗長度が高いことや共通の配列が見つからないことから困難であった。私は機能は不明であるものの比較的良く保存それた配列として報告されている配列(MMACS)と類似の配列がどのARSにもくり返し存在することに注目した。そして、この配列を含むオリゴヌクレオチドを多数繰り返す事により人工的なARSを作成でき、用意に活性に必要なcis-elaemnt,trans-factorの解析ができるのではないかと考え検討した結果以下の結果を得た。
1,MMACSを含む30bpのオリゴヌクレオチドを作成し、これをそれぞれ4,8,16コピーもつプラスミドを作成した。このプラスミドのARS活性を測定するとコピーの数が増えるにしたがって強いARS活性をしめすことがわかった。ただし16コピーのものでも通常のARSより活性は弱い。分裂酵母のARSはfull activityには1kb程度必要なので人工ARSの場合も30コピー程度のものをつくれば高いARS活性をもつことが予想できるが、大腸菌ではこのような繰返し配列は不安定なために試すことができなかった。
2,くり返し配列に結合する蛋白質を検索しAbp1,2を精製した。このうちAbp1について解析を進めた結果確かに複製開始に関与していることを示唆する結果を得た。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yota Murakami: "Identification,purification and molecular cloning of autonomously replicating sequence from fission yeast." Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 93. 502-507 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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