研究課題/領域番号 |
08878148
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
中山 孝 横浜市立大学, 医学部, 講師 (90150060)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 小脳 / 発生 / 一酸化窒素 / Organotypic culture / NO / 一酸化窒素合成酵素 / 形態形成 |
研究概要 |
1.発生中の小脳の各層において一酸化窒素の合成酵素(NOS)が発現し機能していることを、NOSの酵素活性、ウエスタンブロッティングによるNOSタンパク質の同定さらにRT-PCRによるNOSmRNAの確認でおこなった。さらに生後3日目から12日目までラット新生児にNitroarginine(NOSの特異的阻害剤)を投与することによって、小脳外顆粒層からの顆粒神経芽細胞の分裂・分化・移動に異常が生じる事を見いだした。 2.NOSによる発生制御機構を詳細に検討するためにin vitroのOrganotypic culture系を確立することを試みた。いくつかの条件を検討した結果、生後9日目のラット小脳を500μmの切片で培養することでin vivoにほぼ相当する発生過程をin vitroで行わせることが可能となった。またNOSの阻害剤を培養液中に加える事によって、in vivoと同じく小脳の層形成が停止することを見いだした。現在、顆粒神経芽細胞の成長に関与すると考えられているInsulin-like growth factorおよびそのReceptorにどのような影響が及んでいるかをRT-PCRおよびIn situ hybridizationを用いて解析を進めている。
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