研究課題/領域番号 |
08F08353
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
丸岡 啓二 京都大学, 理学研究科, 教授
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研究分担者 |
LE Thanh Nguyen 京都大学, 理学研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2010年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2009年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2008年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 固相坦持 / キラル相間移動触媒 / ポリマー / 不斉合成 / アルキル化反応 / 環境調和型 / グリシンエステル / ビナフチル / 環境調和 / 不斉合成反応 / 有機合成化学 / 相間移動触媒 / ポリマー坦持法 / キラルアンモニウム塩 / 不斉アルキル化反応 |
研究概要 |
環境調和型不斉合成反応の開発とその実用化は、今後の有機合成化学が目指すべき一つの大きな研究課題である。これを実現するための有力なひとつの方法が、私どもの研究室で開発したN-スピロ型のキラルアンモニウム塩を相間移動触媒として用いた不斉合成である。元来、第4級テトラアルキルアンモニウム塩を用いたキラル相間移動触媒は、繁雑な操作を必要としないため、実用化が極めて容易であると考えられ、工業的な面からも多いに注目されている。しかし、その化学的な性質については、いまだ判っていないことが多いため、N-スピロ型のキラルアンモニウム塩やそれらの簡略化されたキラルアンモニウム塩の系統的な合成を行い、それらのポリマー坦持法を新たに開発することにした。さまざまな不斉合成反応に適応できるように多くの触媒分子の性質を調べ、触媒分子を再設計して、実用化できるような触媒の開発を目指した。触媒の活性やエナンチオ選択性については、グリシン誘導体の不斉アルキル化反応を用いて評価することとした。最終年度では、とくにポリエチレングリコールのモノメチルエーテルのブロモ化体やポリスチレン架橋されたWangの樹脂やMerrifield樹脂を活用したが、いずれのポリマー坦持型触媒でも良い結果が得られなかった。最終的には、光学活性ビナフチル構造を有するキラルジブチルアンモニウム塩を基本構造とし、ビナフチル位を官能基化させることによってポリマーと架橋したポリマー坦持型触媒が優れたエナンチオ選択性が得られることが判った。
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