研究課題/領域番号 |
08F08377
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
応用光学・量子光工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
猿倉 信彦 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 教授
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研究分担者 |
ELMER Estacio Surat 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 外国人特別研究員
ESTACIO Elmer Surat 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2010年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2009年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | THzエミッタ / GaAs on Si / 非線形光学結晶 / 差周波発生(DFG) / 疑似位相整合 / 非線形光学結晶(KTP) / THz増幅 / ab initio計算 / Ba化合物 / フォノン |
研究概要 |
テラヘルツ非線形分光測定装置の原理実証として、周期的分極反転構造を持つKTP結晶を利用した差周波発生を用いたTHz疑似位相整合差周波発生のデザインを行った。KTP結晶を最適な角度で固定し、2つの励起チタンサファイアレーザービームの間の角度をわずか0.005゜動かすだけで、0.27~1.21THzの領域でTHz波放射が得られ、さらにそのTHz波放射の分散は最小で1.81。という非常に小さな値でデザイン可能ということが示された。また、結晶の角度におけるTHz波の角度分散は、非線形に大きくなることがわかり、結晶の角度の重要性が確認された。 今回の計算により、周期的分極反転構造を持つKTP結晶を全く回転させることなく、広い周波数領域のTHz波が得られることが示された。これは実験的観点からも、実験装置を大がかりに調整させる必要がないことを示唆している。それゆえ、実験室での実現可能性が極めて高いものであると思われる。
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