研究課題/領域番号 |
08F08779
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
巌佐 庸 九州大学, 大学院・理学研究院, 教授
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研究分担者 |
LEE Jungmin 九州大学, 大学院・理学研究院, 外国人特別研究員
LEE Jung-min 九州大学, 大学院・理学研究院, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2010年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2009年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2008年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 数理モデル / 捕食者・被食者 / 拡散方程式' / 動物行動 / 移動分散 / 感染症動態 / ニューラルネットワーク / 絶滅リスク / 拡散方程式 |
研究概要 |
本申請においては、生態学において捕食者・被食者系のダイナミックスを解析し、その安定性から個体の捕食行動と食物網関係の構造、表現形可塑性と生物種の絶滅率リスクなどの数理的関係について解析するのが目的であった。 Lee博士は、平成22年度は、これまでの研究をとりまとめまた生態系および感染症の両方において研究をすすめた。と韓国の慶北大学の数学教室からYon gook Kim教授およびその大学院生であるByul Nim KimさんやKyeong Ah Nakさんがみえ、感染症のダイナミックスに関する数理的研究をすすめたが、LEE博士はそれらとの共同研究を行った。この論文はJournal of Theoretical Biologyに刊行された。加えて平成22年の末には、慶北大学数学教室のメンバーが10名来日し数理生物学ノシンポジウムを九州大学で行った。加えて、「生命の数理」(巌佐著、共立出版2008)を韓国語に翻訳するプロジェクトを推進し、10名程度の数理生物学者を組織して遂行してきた。それが2011年初頭に刊行された。 加えて、九州大学の数理生物学研究室において、2名の韓国人大学院生が数理生物学の研究を進めるにあたり研究だけでなく生活のことについても助けに成っている。 全体として、Jung Min Lee博士は、日本および韓国の数理生物学の研究者と交流し、両国における数理生物学の交流のために尽力している。帰国したあとはNIMSという大田にある応用数学の研究所の研究員に就職し、韓国に数理生物学を定着させることを期待している。
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