研究概要 |
1ジェンダー・パフォーマティビティ(Gender Performativity)とジハードの関係を分析するために,パキスタンへの追加フィールド・ワークを行った。サンプリング調査の準備をしたうえで,フォーカス・グループ・インタビューを実施し,その結果を記録・整理した。 2フィールド・ワークの成果を分析し,整理した。とりわけ,研究資料整理補助者を雇い,研究資料を系統的に整理し,自他ともに利用可能な形にし,主な結果を量的に分析した。 3ジェンダー・パフォーマティビティとジハードとの関係について,パキスタンの具体的事例に基づく分析を行い,持続可能で平和的な選択をどのようにして行うかの提言について検討した。 4以上の研究に基づく成果発表として,2010年10月25日,国連大学主催のシンポジウム「パキスタンにおけるイスラム主義とテロリズム:ジェンダーの視点から」(Islamism and Terrorism in Pakistan: From a Gender Perspective)において,「イスラム主義,テロリズムおよびイスラムにおける男らしさ」(Islamism, Terrorism and Muslim Masculinity)と題して研究発表を行い,意見交換を行った。
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