研究課題/領域番号 |
08J00037
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
土口 史記 京都大学, 文学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2009年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2008年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 郡県制 / 先秦 / 包山楚簡 / 領域 / 古代 / 中国 / 東洋史 / 県制 / 秦 / 魏 |
研究概要 |
本年度前半は、前年度に引き続き、台湾・中央研究院歴史語言研究所に訪問学員として滞在した。その間の成果としては、論文(1)「先秦期における「郡」の形成とその契機」を執筆、これを『古代文化』に投稿し、査読の結果当該誌61-4号(2010年)に掲載された。本論文は従来研究の手薄であった先秦時代の「郡」を正面から論じるものであり、近年の出土資料による研究成果に鑑みつつ、文献史料の再検討を通じて、「郡」が形成されてゆく過程およびその契機を明らかにした。また翻訳を担当した張文昌著「中国中古における書儀の発展と『温公書儀』-『朱子家礼』の前奏」は、『高知大学学術研究報告人文科学編』58(2009年)に掲載された。 2009年8月27日に帰国したのちは包山楚簡の研究に専念し、博士論文の一部となる論文(2)「包山楚簡の[宀邑]と[宀邑]大夫-戦国楚の行政単位と「郡県」」(『史林』に投稿予定)を執筆した。本論文は、包山楚簡に見える地方行政単位に関する先行研究を整理し、特に「[宀邑]」に焦点をあて、従来「郡県制」の観点から規定されてきたその性格の捉え直しを図るものである。 2009年12月3日、以上の成果にもとづく博士論文『先秦時代の領域支配』を京都大学に提出、口頭試問を経て、2010年3月23日に京都大学博士(文学)の学位を授与された。本年の研究成果である上記の論文(1)は第四章に、論文(2)は第三章に相当する。
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