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赤道環電流の発達およびプラズマ輸送過程に関する研究:複数衛星を用いた同時観測

研究課題

研究課題/領域番号 08J01417
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 超高層物理学
研究機関京都大学

研究代表者

小野 友督  京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2009年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2008年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードサブストーム / プラズマシート / Geotail衛星
研究概要

地球磁気圏プラズマシートの酸素イオン分布とサブストーム発生位置との関係についての研究を論文にまとめ、学会誌(Journal of Geophysical Research)に投稿、受理された。磁気圏のエネルギー解放現象であるサブストームの発生機構についてはこれまで数多くの研究がなされてきたが、いまだ統一的な見解は得られていない。本研究ではプラズマシートの酸素イオンがサブストーム発生に影響を与えているのではないかという視点から、議論した。Geotail衛星小EPIC観測器によるプラズマデータを統計解析した結果、酸素イオンがサブストーム発生に影響を与えていることが分かった。統計解析によって酸素イオンによるサブストーム発生への影響を示した研究は本研究が初めてである。
また、リングカレントイオンの起源と発達過程についての研究も行った。磁気擾乱時にリングカレントを担うイオンが20-200keVもの高エネルギーに達する有力な原因の一つとして、プラズマシートで一旦加速されたイオンがリングカレント領域に輸送されている可能性が考えられてきた。この説について調べるため本研究では、プラズマシートに長く滞在しているGeotail衛星と、リングカレント領域を直接観測しているCluster衛星による粒子データを用い、この2つのデータ期間が重なっていることを利用して統計解析を行った。その結果、輸送ではなく、リングカレント内部での加熱によって発達が起こる可能性が示唆された。以上の研究結果を国内学会で3回発表した。

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2010 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (6件)

  • [雑誌論文] Distribution of O^+ ions in the plasma sheet and locations of substorm onsets2010

    • 著者名/発表者名
      Y.Ono, S.P.Christon, H.U.Frey, A.T.Y.Lui
    • 雑誌名

      Journal of Geophysical Research

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] The role of magnetic field fluctuations in non-adiabatic acceleration of ions during dipolarization2009

    • 著者名/発表者名
      小野友督, 能勢正仁, S. P. Christon, A. T. Y. Lui
    • 雑誌名

      Journal of Geophysical Research

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] サブストーム発生位置と酸素イオン分布の関係2009

    • 著者名/発表者名
      小野友督, 能勢正仁, S.P.Christon
    • 学会等名
      極域宙空圏シンポジウム
    • 発表場所
      東京都立川市
    • 年月日
      2009-11-12
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] Comparison of the ion energy spectra between plasma sheet and ring current during storms2009

    • 著者名/発表者名
      小野友督, 能勢正仁, S.P.Christon
    • 学会等名
      地球雷磁気・地球惑星圏学会2009年秋学会
    • 発表場所
      石川県金沢市
    • 年月日
      2009-09-28
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] Ring current development and ion transport : Geotail and Cluster comparison2009

    • 著者名/発表者名
      小野友督, 能勢正仁, S.P.Christon
    • 学会等名
      日本地球惑星科学連合2009年大会
    • 発表場所
      千葉県千葉市
    • 年月日
      2009-05-18
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] The relationship between the 0+ density in the plasma sheet and occurrence of substorms2008

    • 著者名/発表者名
      小野友督
    • 学会等名
      地球電磁気・地球惑星圏学会2008年秋学会
    • 発表場所
      宮城(仙台)
    • 年月日
      2008-10-10
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] The role of ionospheric 0+ ions in triggering substorms2008

    • 著者名/発表者名
      小野友督
    • 学会等名
      日本地球惑星科学連合2008年大会
    • 発表場所
      千葉(幕張)
    • 年月日
      2008-05-30
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] Distribution of 0+ ions in the plasma sheet and locations of substorm onsets2008

    • 著者名/発表者名
      小野友督
    • 学会等名
      The 9th International Conference on Substorms
    • 発表場所
      オーストリア(グラーツ)
    • 年月日
      2008-05-05
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2024-03-26  

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