研究課題/領域番号 |
08J01976
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
進化生物学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
梶 智就 静岡大学, 創造科学技術大学院, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2010年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2009年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2008年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 退化 / 発生 / 目 / 相関 / 発生モジュール / ヘテロクロニー |
研究概要 |
目の退化の進化過程を支えたであろう部分相関の進化的創出過程を具体的に明らかにするため、あらたなモデルである付属肢の筋肉-骨格構造の相関関係の進化過程の形態を、共焦点レーザー顕微鏡を用いた解析を行った。この解析により、機能的な形質間相関が構造的な前提に基づく必然性において保持され、その進化的な変更を可能としていることが明らかになった。この成果は、国際学術誌であるZoological Scienceにおいて表紙写真と共に掲載された。 また、機能的形質相関の創出機構が、目に代表される「新奇形質」の起源に果たす役割をさぐるため、チョウにおける第1小顎の進化過程を、比較発生学的手法により解析した。この進化過程は、新規性の創出過程においても、その構造が受け持つ歴史性を負ったものとしての構造的基板に拠ってたつ形で、必然的な機能相関が形成されていることが明らかになった。この成果は、国際学術雑誌であるEvolution and Developmentにおいて表紙写真と共に掲載された。 これらの研究成果は、国内外の学会で発表された。
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