研究課題/領域番号 |
08J03176
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田崎 郁子 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2009年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2008年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 国際研究者交流 / 文化人類学 / カレン / タイ山地 / 生業の表象 / 商品作物生産 / 社会変容 / 表象 / 都市移動 / マイノリティー |
研究概要 |
本研究の目的は、タイ国のカレン社会における生業(特に商品作物生産)に着目して、カレン社会の変容や、タイ社会と山地との関係性を明らかにすることである。2年目に当たる平成21年度もタイ国へ渡航し、平成20年度に行った文献収集と広域調査をもとに、カレン村1か所での定着調査を行うことで、タイ社会の文脈における商品作物生産の意味と山地社会の変容の理解に努めた。 まず第1に、生業の表象と民族の表象が、どのように実生活に関連しながらカレン社会を再編しているのかを、聞き取りや参与観察から明らかにした。特に、現在調査地域で取り沙汰されている国立公園の設立をめぐる問題や、NGOとの関係性における表象の問題に着目した。第2に、現在のカレン社会における生業形態の差に着目し、それが生成されてきた過程と、村人各人がその差異をどのように捉え日々の生活を実践しているのかの把握に努めた。ここでは、移動経験・高等教育を得た世代とその親世代との差異や、北タイ人社会との差異に着目した。また、教会組織や各種開発プロジェクト、鉱山設立などの影響を歴史的に考察した。 以上より、タイ社会における開発、セタキット・ボー・ピアング言説、ローカルの発展、共同体文化論、商品作物生産に対する表象といった中で、カレンの人々が何を選択し、どのような生活を実践していくのか、特に、移動経験・高等教育を得た世代が、山地の村に戻ってどのような方向性を形成していくのかについて、考察した。
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