研究課題/領域番号 |
08J04817
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
神谷 厚輝 東京医科歯科大学, 大学院・生命情報科学教育部, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2010年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2009年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2008年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | プロテオリポソーム / バキュロウイルス発現系 / カドヘリン / 人工細胞 / ドラッグデリバリーシステム / コネキシン / ドラックデリバリーシステム / バキュロウイルス |
研究概要 |
これまでに細胞間接着タンパク質であるカドヘリン(CDH2)をバキュロウイルス発現系で出芽ウイルスエンベロープ膜上へ発現させ、カルシウムイオンに依存しCDH2の接着能を確認した。さらに、CDH2を持った出芽ウイルスとリポソームを融合させCDH2リポソームを作製した。カルシウムイオンに因るCDH2リポソームの接着能の観察に成功している。そこで、このCDH2リポソームの細胞内取り込みを、CDH2を特異的に発現しているヒトグリア芽腫細胞(LN-229 cell)を用い検討した。LN-229 cellにCDH2リポソーム(平均直径150nm)を播種後、共焦点レーザー顕微鏡にて観察した。細胞表面上にCDH2リポソームの存在を確認した。さらに、anti-CDH2抗体を用い細胞表面に存在するCDH2をブロッキングした後にCDH2リポソームを播種したところ、細胞表面上にCDH2リポソームの存在が確認されなかった。よって、CDH2リポソームとLN-229 cellの相互作用はCDH2によるものであると考えられる。次に、CDH2リポソームの細胞内への取り込みを観察する為に、エンドサイトーシス用プローブとCDH2リポソームの細胞内での局在を共焦点レーザー顕微鏡で可視化した。播種後1時間では、エンドサイトーシス用プローブとCDH2リポソームが共局在しているが、播種後4時間では共局在の割合が減少した。これは、リポソームがエンドソーム膜と融合を引き起こしたと考えられる。さらに、CDH2リポソームの細胞への取込み経路を確定するために、種々のエンドサイトーシス阻害剤を細胞へ添加しCDH2リポソームの取込み挙動を観察した。CDH2リポソームは様々なエンドサイトーシス経路で細胞内へ取込まれていることが確認された。よって、膜タンパク質の機能を利用した新しいドラックキャリアが構築できた。
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