研究課題/領域番号 |
08J04859
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
仲野 恵 東北大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2009年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2008年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 軸不斉グアニジン / 不斉アミノ化 / エナンチオ選択的 / 不斉有機触媒 / 高効率的 / 軸不斉グアニジン触媒 / [3+2]環化付加反応 / キラルピロリジン骨格 / 不斉有機触媒反応 / 二機能性触媒 |
研究概要 |
申請者の所属する研究室で開発した有機強塩基触媒「軸不斉グアニジン」を用いた新たな不斉触媒反応の開発を目的とし、エナンチオ選択的な官能基の導入反応を検討している。本年度は、軸不斉グアニジン触媒によるα-シアノチオアセテートの不斉アミノ化を検討した。本反応は、不斉四級炭素を有する光学活性アミノ酸誘導体の合成法として有用な反応であり、これまで既に複数の不斉触媒反応が報告されている。しかし、そのほとんどはα位が芳香族置換基の場合でのみ高い選択性が発現し、一方アルキル基では低い選択性に留まっていた。そこで本県球ではα位にアルキル基を有する基質での請うエナンチオ選択的反応の実現を目的とした。 検討の結果、α位にアルキル基を有する基質において、少ない触媒量で、高収率、高立体選択的に目的とするアミノ化体を得ることに成功した。本触媒反応は特にα位が一級のアルキル基の時に極めて有効であることを示した。本反応はα位にアルキル基の置換した、一般性を有する基質において、高いエナンチオ選択性を実現した初めての例である。
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