研究課題
特別研究員奨励費
電位依存性Ca^<2+>チャネルは神経突起伸長といった脳神経活動に必須な生理応答を引き起こすCa2+流入経路である。そのため、Ca^<2+>チャネルの生理的役割を支える、Ca^<2+>チャネルの膜輸送や局在性への制御機構は重要であるが、未だ不明である。本研究では、神経成長円錐伸長に伴うCa^<2+>チャネルの新規膜輸送制御機構を分子レベルから明らかにすることを研究目的としている。具体的には、新規Ca^<2+>チャネル膜輸送制御タンパク質Caprin、Stathminの分子複合体が担うCa^<2+>チャネルへの生理的役割を明らかにする。平成21年度において、1.神経細胞内在のCaprin複合体の共局在、2.Caprin複合体によるCa^<2+>チャネルの膜輸送への制御、3.2.による神経細胞突起伸長への影響の解析を行った。これらは、新規Ca^<2+>チャネル制御タンパク質CaprinがCa^<2+>チャネルへ及ぼす影響と生理的役割を理解する上で重要な知見となった。
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